研究開発を統括し、リーガルテックの未来を牽引する

舟木 類佳CRO(研究開発責任者)

(執筆・投稿:2018/09/16)

 

こんにちは!株式会社LegalForceの舟木 類佳(ふなき るか)です。

 

私は研究開発責任者として、自然言語処理や機械学習を利用し、LegalForceアプリケーションの核となるAIのロジックを作っています。私は今年(2018年)の2月からリクルートで仕事をしながら副業としてLegalForceと関わりを続け、7月からLegalForceに正式に参画しました。

 

現在LegalForceは法務をスマートにするべく、企業の法務部門や弁護士等が日々繰り返し行っている契約書のレビュー業務を楽にしてくれるサービスを開発しています。

 

当時メンバーは経営陣を含めたった5人しかおらず、AIも構想のみでロジックも全く無かったわけですが、そのような中でなぜ私がLegalForceを選ぶことになったのか、をご紹介したいと思います。この記事がLegalForceや、「副業を通じたスタートアップへの転職」に興味のある方への参考になれば幸いです。

リクルートでは画像認識プロジェクトを推進

私は大学院で機械学習、画像認識、自然言語処理等の研究を行っていたため、データが豊富で分析がしやすそうなリクルートへ就職しました。起業家精神がマッチしたことも理由の一つです。

 

リクルートではA3RT(アート)という人工知能ブランドの推進を行っている部署で働きました。私は画像認識技術をゼクシィやホットペッパー、カーセンサー等のサービスに導入するプロジェクトを複数経験しました。案件形成から始まり、チームビルディング、要件定義、クラウドインフラやWebシステムの設計・開発・導入、プロマネ、運用保守、コスト管理など多くのことを学びました。

 

こうした経験が自信につながり、次第にこうした経験を役立てるには次のステップとして何ができるだろうか、ということを考え始めました。

 

リクルートが入っているグラントウキョウサウスタワー前。東京駅のすぐとなりでアクセスがとても良い。

リクルートが入っているグラントウキョウサウスタワー前。東京駅のすぐとなりでアクセスがとても良い。

LegalForceとの運命的な出会い

会社を知ったのはちょうどその時です。

 

2月末にCEOの角田からWantedlyで声をかけられたのですが、驚いたことに元々関わりのあった京都大学の森先生が技術顧問をされていたり、大学院時代の同期の時武がCTOであったり、タイミングも含めて偶然が重なり、まずは副業でもということで話を聞くことになりました。

 

これまでビジネスコンテストに出たり、スタートアップ系のイベントに参加したりして、多くのビジネスアイデアを聞いてきました。「一緒に作らないか」というお誘いもあったのですが、これだと思えるものは中々ありませんでした。

 

しかし、LegalForceは話を聞いてすぐに、目指している世界をクリアにイメージできました。小さな会社でしたが、世の中にインパクトを与える、大きな可能性を秘めていると感じました。

 

LegalForceの話を聞いてもう一つ感じたことがあります。それは目指しているものが「ど直球」なサービスだということです。「ど直球」と表現しましたが、個人的な感覚として世の中のスタートアップは似たようなサービスがすでにあるものに対して差別化を図り世の中に出すことが多いように思います。しかし、LegalForceが目指しているような課題を解決するサービスは日本においてまだありません。「今はないが確実に必要なもの」を見据えてそこにストレートに進んでいるように感じました。

 

私にとって、そうしたサービス開発に携わることができることはとてもワクワクしました。

 

東京大学大学院にて同期の時武と自分。学生当時このような形で一緒に働くことになるとは全く想像しなかった。

東京大学大学院にて同期の時武と自分。学生当時このような形で一緒に働くことになるとは全く想像しなかった。

LegalForceへ移る決断

研究開発の責任者として参画オファーを頂いていましたが、自分に気がかりだったのは果たしてそれを自分が実現できるのだろうか、ということでした。LegalForceにとってAIの開発は核になる部分ですので、とんでもなく責任重大なことだと感じました。

 

当時、LegalForceにはAIのシステムは存在せず、構想のみでしたが、副業として関わる中で、学生時代に研究してきた経験や、リクルートで行ってきた、「0→1」でAIサービスを立ち上げてきた経験から「今の自分だからこそ実現できること」だと感じました。

 

すっかり心はLegalForceに傾いていましたが、そこから更に質問をして徹底的に疑問点をなくし、提案を繰り返し、「これは実現できる!」と確信を持てるところまで持っていった上でオファーを正式に受諾しました。4月中旬のことです。

 

参画の決め手となったもう一つの大きな要素としては、LegalForceのメンバーと一緒に働きたいと思ったからです。みんな良い意味で個性的で、ずば抜けて優秀で、それでいてアットホームな感じでとても居心地がよく感じました。今も毎日仕事をするのがとても楽しいです。

 

有志で行った伊豆大島からの帰りの船にて。ダイビング、釣り、シュノーケリング、BBQ等充実した2日間でした。

有志で行った伊豆大島からの帰りの船にて。ダイビング、釣り、シュノーケリング、BBQ等充実した2日間でした。

LegalForceはオープンβ版リリースを経て着実に進化している

先日LegalForceのオープンβ版をリリースしました。自分たちがゼロから創り上げたものを世の中に送り出すということは、やはり大きな達成感があります。

 

今回のオープンβ版には「契約書の条文検索機能」と「契約書の自動検査機能」の大きく2つの機能が入っています。それに加え、裏側で動いている「契約書の構造解析機能」もあります。これらは自然言語処理とアドホックな処理とをうまく組み合わせることで実現しており、まだまだ未完成ながらも着実に進化しています。

 

LegalForceはすでに複数の企業とプロダクトパートナー契約を結ばせて頂いています。オープンβ版をリリースしてからのお問い合わせもとても多く、これからが更に楽しみです。次は正式リリースを目指して、ますます加速していきます!

LegalForceは一緒に働く仲間を求めています!

エンジニアの自分としては弁護士の話を聞くのはとても興味深いです。契約書、裁判などこれまで自分の知らなかった世界がすぐ隣りにあります。また、弁護士=ユーザーがすぐそばにいることで、サービスを作ったときのフィードバックがすぐに得られるところは弊社の圧倒的な強みだと思います。

 

技術的な観点でも、京都大学の森先生、末永先生と毎週のミーティングを通じた強い連携の下、最先端かつ高度な技術をサービスに活かせる環境は、他にはない強みです。こうした連携による研究開発の成果は、論文として発表していきたいと思っています。

 

LegalForceにはまだまだやりたいことが山のようにあります。それを実現するにはもっと仲間が必要です。研究開発側で現在最も必要としているのはPythonやRuby、JavaScriptを利用できるWebアプリケーションの開発者です。もちろんそれ以外の役割も歓迎です。新しい技術が好きな方、リーガルテックを切り開いていきたい人からの応募を心待ちにしています!

 

LegalForceの仲間たち。

LegalForceの仲間たち。